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石油給湯器を徹底紹介

ノーリツではガスと石油(灯油)の給湯器を販売しておりますが、エネルギー事情が変動する昨今で石油給湯器が注目を集めています。

一口に「コストが安くなるから」とはいえガス給湯器と石油給湯器ではもちろん大きな違いがあります。

こちらでは石油給湯器のメリットとデメリットをご紹介いたします。

 

1.燃料代(ランニングコスト)が安い


やはり一番気になる燃料代。ガス給湯器の燃料代と比べてみましょう。

その前に皆様はご自分の家庭で消費している用途別エネルギーの割合をご存知ですか?

一番消費量が多いのが照明や家電などの「電気エネルギー」となり、全体の約36%になります。

次の多いのが「給湯」に関するエネルギー商品となり、全体の約28%にもなります。

続いて「暖房」となり、全体の約25%となります。



このように給湯に関するエネルギーが、全体の4分の1以上を占めているのですが、

では「給湯」に関する消費エネルギーをもう少し細かく見ていきましょう。

まずご家庭で年間使用する給湯に関する熱量は、年間【4.56Gcal】となります。※1

あまりピンとこない数値かと思いますが、この熱量を石油給湯器でまかなう場合

年間の灯油使用量換算で【627.2L】必要となり、灯油代としてはおおよそ年間【72,130円】となります。※2

同じくガス給湯器で試算した場合、LPガスだと年間ガス使用量換算で【228.7㎥】必要となり、

ガス代としてはおおよそ年間【113,000円】となります。※3

都市ガスだと年間ガス使用量換算で【510.6㎥】必要となり、

ガス代としてはおおよそ年間【82,000円】となります。※4

灯油代:約72,130円/年

LPガス代:約113,000円/年

都市ガス代:約82,000円/年


燃料代のみの計算でこれだけの差が出ます。

ランニングコストで比べると「石油給湯器」のほうがお得ですね。

更に石油給湯器の場合、高効率機種(エコフィール・熱効率95%)を使うと…

4.56Gcal/年÷0.95=4.80Gcal/年

4.80Gcal/年÷8,767kcal/L=548L/年

548L/年x115円/L=約63,020円/年

石油給湯器同士の比較でも、エコフィールなら更に年間で9,110円オトクになります。





またエコフィールのリモコンには「エコスイッチ」があり、スイッチをONにすると給湯器が自動的に

「給湯量少しひかえめ」と「給湯温度少しひかえめ(-1℃)」をおこない、更に燃料費が年間13,640円オトクになります。※5

最終的にはエコフィール+エコスイッチONで年間で約22,750円もオトクに!



イニシャルコスト(本体+基本工事費)を給湯専用(直圧式)で、エコフィールあり・なしで比較すると…



〇ライフプラス販売価格

エコフィールあり 178,420円 (OQB-C4706Y) ※2023年4月時点

エコフィールなし 151,688円 (OQB-4706Y) ※2023年4月時点

イニシャルコストでは約27,000円ほど高くなりますが、およそ1年数か月利用するとどんどんオトクになっていきます。

さらに寒冷地では水温が低く、必要な熱量や使用頻度が大きくなります。

従量課金制のガスは少しずつ安くはなりますが、安価な都市ガスの場合でも基本料金が上がり灯油の効率までは下がりません。

平均気温が低い寒冷地で石油給湯器が使われる理由がわかります。

 

2.選べる給湯方式


石油給湯器では「直圧式」「セミ貯湯式」の2種類の給湯方式があります。

お湯にする過程が大きく異なり水道の圧力をそのままお湯にする直圧式と、給湯器内の貯湯槽に貯めてあらかじめお湯を作っておくセミ貯湯式に分けられます。

2つの給湯方式の大きな違いは、シャワーを利用した際に体感できます。

 

直圧式:




○水道管の水圧そのままに勢いのあるシャワー

×都度過熱する仕組みの為、出したり止めたりすると湯温にムラが出る

 

セミ貯湯式:




○貯湯槽にお湯を貯めているので、出したり止めたりしても湯温にムラが出にくい

×水道の水圧が利用できないのでシャワーの勢いが弱い(高圧力型もあり)

シャワー以外にも違いは多いのでメリットとデメリットをご参考になさってください。

直圧式:

○細かい温度設定が可能

○1階設置時、3階まで給湯できる機種がある

○温水暖房付きタイプが選べる


×セミ貯湯式に比べ本体価格が高い




セミ貯湯式:

○直圧式に比べ本体価格が安い

×減圧弁・安全弁の追加購入が必要な機種がある

×細かい温度設定ができず、使用中の温度変更が不便(一部対応機種あり)

×設置方法が据置のみ

×1階給湯専用がほとんど(高圧力型でも2階へ給湯できない場合あり)


 

3.石油給湯器自体のメリット&デメリット


ランニングコスト、給湯方式以外でのメリット&デメリットも見ていきましょう、

〇ガス給湯器と同等のフルオート/オートタイプの機種、エコ対応機がある

○井戸水対応機種がある ※析出物による故障は保証期間内でも有償修理になります。

○ガス供給がストップしても、電源を確保できればお湯が使える


×オイルタンク+条例に従った十分な設置スペース、消防署へ届け出が必要な場合がある。

×定期的な灯油の調達と補充が必要(地域の定期配送サービス利用で負担軽減)

×ガス給湯器に比べてイニシャルコストが高い(ランニングコストでペイ可能)




如何でしたでしょうか。

ご自身の住まいや生活スタイルに合う給湯器をお選びいただき、快適なお風呂をお楽しみください。



ノーリツ公式:「石油給湯器」

ノーリツ公式:「エコフィールについて」



※1[ノーリツ算出(4人家族、入水温度は通年で18℃)]

ふろお湯はり:200Lx(42℃-18℃)

シャワー:12L/分x5分/人x4人=240Lx(40℃-18℃)

洗面:6L/分x2分/人x4人=48Lx(40℃-18℃)

台所:8L/分x3分/回x3回=72Lx(37℃-18℃)

※1Lの水を1℃温めるのに必要な熱量は1000kcalになります。

こちらで算出される必要熱量はこちらになります。

給湯熱量:12,504kcal/日x365日=4.56Gcal/年



※2石油給湯器(熱効率83%の給湯器(従来品))「灯油115円/L(2022年初頭)」として計算した場合。

※灯油1Lあたり8,767kcalの熱量

4.56Gcal/年÷0.83=5.49Gcal/年

5.49Gcal/年÷8,767kcal/L=627.2L/年

627.2L/年x115円/L=約72,130円/年



※3ガス給湯器(LPガス用・熱効率83%)「LPガス4.9円/MJ(全国平均)」として計算した場合。

※LPガス1㎥あたり24,000kcalの熱量

5.49Gcal/年÷24,000kcal/㎥=228.7㎥/年

228.7㎥/年x493.8円/㎥=約113,000円/年



※4ガス給湯器(都市ガス用・熱効率83%)「都市ガス161.02円/㎥(東京ガス:2022年8月 東京)」として計算した場合。

※都市ガス1㎥あたり10,750kcalの熱量

5.49Gcal/年÷10,750kcal/㎥=510.6㎥/年

510.6㎥/年x161.02円/㎥=約82,000円/年

(参考:https://e-com.tokyo-gas.co.jp/ryokin/Default.aspx?tik=1)



※5[ノーリツ算出(4人家族、入水温度は通年で18℃)、灯油単価115円/L、水道代372円/㎥]

ふろお湯はり:200Lx(42℃-18℃)

シャワー:12L/分x5分/人x4人

洗面:6L/分x2分/人x4人

台所:8L/分x3分/回x3回



●給湯量少しひかえめ

シャワー総湯量を12L/分 → 10L/分、浴槽1杯200Lとする。

(12L-10L)x5分/人x4人 x 365日=14,600L

14,600L÷200L=73杯

●給湯温度少しひかえめ

シャワー/洗面給湯温度40℃ → 39℃

台所給湯温度37℃ → 36℃

こちらから算出される最終的な金額は13,640円となります。
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