2026.7.9

冬場の冷え込みが厳しくなると、ニュースなどで耳にする機会が増えるのが「ヒートショック」です。特にご高齢の方や血圧が高い方にとって、冬の入浴は命に関わるリスクをはらんでいます。
この記事では、ヒートショックのメカニズムから、見逃してはいけない初期症状、そして今日から実践できる具体的な対策までを専門的な視点で分かりやすく解説します。自分自身や大切な家族を守るために、正しい知識を身につけましょう。

ヒートショックは、単なる「のぼせ」とは異なり、体への急激な負担によって引き起こされる健康被害です。まずは、なぜヒートショックが起きるのか、その仕組みを正しく理解しましょう。
ヒートショックの正体は、血管の収縮と拡張による血圧の急変動です。
・寒い脱衣所・浴室への移動 体が寒さを感じると、熱を逃がさないように血管が収縮し、血圧が急上昇します。
・熱い湯船に浸かる お湯で体が温まると、今度は血管が急激に広がり、血圧が急降下します。
この「急上昇」と「急降下」の幅が大きければ大きいほど、心臓への負担が増し、意識を失うなどの危険な状態に陥りやすくなります。
ヒートショックは、その場での転倒や溺水(できすい)だけでなく、深刻な後遺症を残す可能性があります。
脳出血や脳梗塞を引き起こした場合、一命を取り留めても麻痺や言語障害が残ることがあります。また、浴槽内で意識を失うと、わずか数分で溺死に至るケースも少なくありません。年間で約19,000人もの人が入浴中に亡くなっているという推計もあり、これは交通事故死亡者数を大きく上回る数字です。
(参考:冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています- | 消費者庁)
ヒートショックは誰にでも起こり得るものですが、特に注意が必要な「なりやすい人」の条件があります。以下のチェックリストを確認してみましょう。
65歳以上の高齢者や、普段から血圧が高い方は特に注意が必要です。
加齢とともに血管の柔軟性が失われ、血圧の変化に対応しにくくなります。また、血圧を下げる薬を服用している場合、入浴による血圧低下がより顕著に現れ、立ちくらみを起こしやすくなるため非常に危険です。
糖尿病や心疾患などの持病がある方も、ハイリスク群に含まれます。
・糖尿病の方 自律神経に影響が出ている場合があり、血圧のコントロールが正常に働かないことがあります。
・心疾患がある方 血圧の急変動が心臓への過度なストレスとなり、不整脈や心不全を誘発する恐れがあります。
・肥満や脂質異常症の方 動脈硬化が進んでいる可能性が高く、血管へのダメージを受けやすい状態です。
個人の体質だけでなく、住んでいる「家の環境」も大きな要因となります。「あなたの家は大丈夫?」以下の項目に当てはまる場合は対策が必要です。
・脱衣所やトイレに暖房設備がない
・浴室に窓があり、外気の影響を受けやすい
・居間と脱衣所の温度差が10度以上ある
・昔ながらのタイル貼りの浴室である
断熱性の低い住宅では、部屋ごとの温度差が激しくなるため、ヒートショックのリスクが格段に高まります。
ヒートショックは突然倒れるだけでなく、その前にいくつかのサインが現れることがあります。自分や家族が以下のような症状を感じたら、すぐに入浴を中止してください。
お風呂から上がろうとした時や、湯船から立ち上がった時に感じる立ちくらみやめまいは、血圧が急激に下がっている証拠です。
これは「起立性低血圧」と呼ばれる状態で、脳への血流が一時的に不足することで起こります。「いつものことだから」と放置せず、転倒する前にその場にしゃがみ込むなどの対処が必要です。
「お風呂上がり 立ちくらみ 真っ暗」という経験をしたことはありませんか?
視界が急に暗くなったり、意識が遠のく感じがしたりするのは、非常に危険な失神の予兆です。そのまま意識を失って浴槽内に沈んでしまったり、洗い場で頭を強く打ったりする事故に直結します。
入浴中や入浴後に、以下のような違和感を覚えることもあります。
・吐き気や気持ち悪さ 血圧の変動により自律神経が乱れ、消化器系に症状が出ることがあります。
・心臓のバクバク感(動悸) 急激な温度変化に心臓が必死に対応しようとしているサインです。
・強い息苦しさ 心臓や肺に過度な負担がかかっている可能性があります。
これらの症状は、体が発している「限界サイン」です。無理をせず、すぐに体を休めてください。
ヒートショックを防ぐために最も重要なのは、「温度差をなくすこと」と「血圧を急変させないこと」です。今日からできる具体的な方法を紹介します。
入浴前に、まずは「移動ルート」を暖めましょう。
・脱衣所に小型ヒーターを置く 入浴の15分〜20分前から脱衣所を暖めておくだけで、服を脱ぐ際の血圧上昇を抑えられます。
・浴室を暖める お湯を張る際に高い位置からシャワーで給湯したり、浴槽の蓋を開けておいたり、浴室暖房乾燥機の暖房機能を活用したりすることで、浴室内の温度を上げることができます。
お湯の温度が高すぎると、血圧の変動が激しくなります。
・お湯の温度は41度以下にする 42度を超えると心臓への負担が急増します。41度以下のぬるめのお湯に、ゆっくり浸かるのが安全です。
・必ず「掛け湯」をする いきなり湯船に入るのは厳禁です。手足の先から順番に掛け湯をして、体を徐々に温度に慣らしてから入るようにしましょう。
体内の水分状態も血圧に大きく影響します。
・コップ1杯の水分補給 入浴中は汗をかき、血液の粘度が高まりやすくなります。入浴前後にしっかり水分を摂りましょう。
・飲酒後の入浴は絶対に避ける アルコールには血管を広げる作用があり、入浴による血圧低下をさらに加速させます。また、判断力が鈍るため、異変に気づくのが遅れるリスクもあります。
理想的な環境は、居間と脱衣所・浴室の温度差が10度以内であることです。
例えば、居間が20度であれば、脱衣所も少なくとも10度以上、できれば15度程度まで暖めておくのが望ましいです。温度計を設置して、視覚的に温度差をチェックする習慣をつけましょう。

ヒートショック対策としてまずおすすめしたいのが、ノーリツの浴室暖房乾燥機です。入浴前に浴室をしっかり暖めることで、寒暖差を軽減し、快適で安心なバスタイムをサポートします。
※ガス式の浴室暖房乾燥機を利用するには対応の給湯暖房熱源機が必要です
ノーリツの温水式浴室暖房乾燥機は、ガスで温めた温水を利用して浴室を効率よく暖房します。立ち上がりが早く、寒い冬の浴室を短時間で快適な温度へ近づけることができます。
入浴前に暖房運転を行うことで、脱衣室や浴室との温度差を少なくし、ヒートショック対策に役立ちます。
ノーリツには脱衣室用暖房機「ドライホットプラス」もラインアップされています。
浴室だけでなく脱衣室も暖房することで、浴室と脱衣室の温度差をさらに小さくでき、「温度のバリアフリー」を実現します。
帰宅前や別の部屋から浴室暖房を操作できるため、入浴前にあらかじめ浴室を暖めておくことができます。寒い日に浴室へ入った瞬間の冷えを軽減し、快適な入浴環境を整えられます。
浴室で洗濯物を乾燥できます。ガスの力で4kgの衣類も1時間で乾燥が可能。部屋干しのスペース確保や生乾き臭対策にも役立ちます。
(参考:おふろに潜むヒートショックへの対策を | スペシャルページ一覧 | ノーリツ)

もう1つヒートショック対策としておすすめしたいのが、ノーリツの給湯器や高機能リモコンに搭載されている「見まもり機能」です。入浴時の安心・安全をサポートし、ご家族の見守りにも役立つ機能として注目されています。
入浴中の安全をサポートするために開発された機能で、高機能リモコンや対応給湯器と連動し、入浴状況を把握しながら家族の見守りをサポートします。※対応するリモコンおよび給湯器が必要です
「ゆるやか浴」は、入浴時に急激な温度変化を抑える機能です。入浴前は設定温度よりやや低い温度で湯はりを行い、入浴を検知すると徐々に設定温度まで上げることで、急な血圧上昇を抑えるサポートを行います。ヒートショック対策として期待できる機能です。
見まもり機能には「入浴タイマー」が搭載されています。入浴時間を自動で計測し、長時間の入浴になると定期的に音声や表示でお知らせします。これにより、のぼせや体調不良のリスク軽減をサポートします。
浴室内の状況を検知し、台所リモコンなどで入浴や退浴の状態を確認できます。高齢のご家族が入浴している際にも、「長時間お風呂から出てこない」「異変がないか」といった気付きにつながり、早期対応をサポートします。
無線LAN対応リモコンと「わかすアプリ」を利用すれば、入浴状況をスマートフォンで確認することも可能です。離れて暮らす親御さんの見守りにも役立ちます。
これらの機能は事故を完全に防ぐものではありませんが、ご家族の気付きや早期対応につながる心強いサポート機能です。大切な家族の安心のために、ヒートショック対策の一つとしてノーリツの見まもり機能を検討してみてはいかがでしょうか。
(参考:見まもり | 給湯・バスルーム | ノーリツ)
もし自分や家族に異変が起きた場合、迅速な対応が命を救います。緊急時のフローを確認しておきましょう。
入浴中や入浴後に立ちくらみを感じたら、以下の行動をとってください。
・その場に低くしゃがみ込む 転倒して頭を打つのが最も危険です。すぐに姿勢を低くしましょう。
・頭を低くして安静にする 脳に血液が戻りやすくなるよう、横になれる場合は横になり、足を少し高くすると効果的です。
・急に動き出さない 症状が治まっても、しばらくはその場で安静にし、ゆっくりと動き出すようにしてください。
もし浴槽で家族がぐったりしていたら、パニックにならずに以下の手順で動いてください。
・浴槽の栓を抜く まずは溺れるのを防ぐため、すぐにお湯を抜きます。
・助けを呼ぶ 大声で他の家族を呼び、すぐに119番通報を依頼します。
「救急車を呼ぶべきか?」迷ったときは、以下の状態を確認してください。
・呼びかけに反応がない、または意識が朦朧としている
・激しい頭痛や胸の痛み、吐き気を訴えている
・ろれつが回らない、顔の半分がゆがんでいる
・呼吸が不自然、または止まっている これらの症状がある場合は、一刻を争う事態です。迷わず救急車を要請してください。
ヒートショックは、冬場のちょっとした油断から誰にでも起こり得る恐ろしい現象です。しかし、**「温度差をなくす」「血圧を急変させない」**という2つのポイントを意識するだけで、そのリスクは大幅に軽減できます。
・脱衣所と浴室を事前に暖める
・お湯の温度は41度以下に設定する
・入浴前後の水分補給を忘れず、飲酒後の入浴は避ける
まずは今日から、お風呂の温度設定を見直すところから始めてみませんか?大切な家族と健やかな冬を過ごすために、安全な入浴習慣を身につけましょう。
当社は、給湯機器メーカー「ノーリツ」の100%子会社として、グループの総合力と安心感を背景に、お客様の快適な暮らしを支えています。
給湯器のトラブルや修理、取替のご相談には迅速に対応し、突然の不具合にもスピーディーに駆けつけます。全国23拠点のネットワークにより、幅広いエリアで均一かつ高品質なサービスをご提供できる体制を整えています。
創業74年、住宅設備に携わり続けてきたプロフェッショナルとして、私たちは「長く安心して使えること」の重要性を誰よりも理解しています。
10年、20年とお使いいただく機器だからこそ、将来にわたり存続し続ける信頼できる会社へご依頼いただくことが大切です。
工事はノーリツ認定施工店が担当し、ガス・電気の有資格者による厳格なチェックを徹底。無資格や不十分な施工は一切行いません。
さらに、設置後の試運転や操作説明はもちろん、万一のトラブル時のアフターメンテナンスまで、ノーリツグループが一貫してサポート。
価格だけではなく、「長く付き合える安心」を重視されるお客様にこそ選んでいただきたい、皆様により沿う会社です。
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給湯器や厨房機器(コンロ、レンジフード、オーブンなど)でお困りごとは、お気軽に当店にお問合せください。一覧に戻る
ヒートショック対策完全ガイド!症状の見極め方と冬の入浴事故防止策

冬場の冷え込みが厳しくなると、ニュースなどで耳にする機会が増えるのが「ヒートショック」です。特にご高齢の方や血圧が高い方にとって、冬の入浴は命に関わるリスクをはらんでいます。
この記事では、ヒートショックのメカニズムから、見逃してはいけない初期症状、そして今日から実践できる具体的な対策までを専門的な視点で分かりやすく解説します。自分自身や大切な家族を守るために、正しい知識を身につけましょう。
①ヒートショックの仕組みと発生リスク

ヒートショックは、単なる「のぼせ」とは異なり、体への急激な負担によって引き起こされる健康被害です。まずは、なぜヒートショックが起きるのか、その仕組みを正しく理解しましょう。
1-1)ヒートショックとは
ヒートショックとは、急激な温度の変化によって血圧が乱高下し、心臓や血管に大きな負担がかかることで起こる健康被害のことです。
特に冬場の住宅内では、暖かい居間から冷え切った脱衣所や浴室へ移動し、さらに熱い湯船に浸かるというプロセスで、短時間に激しい温度変化にさらされます。この温度差が、脳貧血や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こす引き金となります。
1-2)急激な温度差による血圧変動
ヒートショックの正体は、血管の収縮と拡張による血圧の急変動です。
・寒い脱衣所・浴室への移動 体が寒さを感じると、熱を逃がさないように血管が収縮し、血圧が急上昇します。
・熱い湯船に浸かる お湯で体が温まると、今度は血管が急激に広がり、血圧が急降下します。
この「急上昇」と「急降下」の幅が大きければ大きいほど、心臓への負担が増し、意識を失うなどの危険な状態に陥りやすくなります。
1-3)後遺症や重大な事故の危険性
ヒートショックは、その場での転倒や溺水(できすい)だけでなく、深刻な後遺症を残す可能性があります。
脳出血や脳梗塞を引き起こした場合、一命を取り留めても麻痺や言語障害が残ることがあります。また、浴槽内で意識を失うと、わずか数分で溺死に至るケースも少なくありません。年間で約19,000人もの人が入浴中に亡くなっているという推計もあり、これは交通事故死亡者数を大きく上回る数字です。
(参考:冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください! -自宅の浴槽内での不慮の溺水事故が増えています- | 消費者庁)
②ヒートショックになりやすい人の特徴
ヒートショックは誰にでも起こり得るものですが、特に注意が必要な「なりやすい人」の条件があります。以下のチェックリストを確認してみましょう。
2-1)高齢者や高血圧の方のリスク
65歳以上の高齢者や、普段から血圧が高い方は特に注意が必要です。
加齢とともに血管の柔軟性が失われ、血圧の変化に対応しにくくなります。また、血圧を下げる薬を服用している場合、入浴による血圧低下がより顕著に現れ、立ちくらみを起こしやすくなるため非常に危険です。
2-2)糖尿病や心疾患の持病がある方
糖尿病や心疾患などの持病がある方も、ハイリスク群に含まれます。
・糖尿病の方 自律神経に影響が出ている場合があり、血圧のコントロールが正常に働かないことがあります。
・心疾患がある方 血圧の急変動が心臓への過度なストレスとなり、不整脈や心不全を誘発する恐れがあります。
・肥満や脂質異常症の方 動脈硬化が進んでいる可能性が高く、血管へのダメージを受けやすい状態です。
2-3)住宅環境によるリスクチェック
個人の体質だけでなく、住んでいる「家の環境」も大きな要因となります。「あなたの家は大丈夫?」以下の項目に当てはまる場合は対策が必要です。
・脱衣所やトイレに暖房設備がない
・浴室に窓があり、外気の影響を受けやすい
・居間と脱衣所の温度差が10度以上ある
・昔ながらのタイル貼りの浴室である
断熱性の低い住宅では、部屋ごとの温度差が激しくなるため、ヒートショックのリスクが格段に高まります。
③見逃せない初期症状と危険サイン
ヒートショックは突然倒れるだけでなく、その前にいくつかのサインが現れることがあります。自分や家族が以下のような症状を感じたら、すぐに入浴を中止してください。
3-1)お風呂上がりの立ちくらみやめまい
お風呂から上がろうとした時や、湯船から立ち上がった時に感じる立ちくらみやめまいは、血圧が急激に下がっている証拠です。
これは「起立性低血圧」と呼ばれる状態で、脳への血流が一時的に不足することで起こります。「いつものことだから」と放置せず、転倒する前にその場にしゃがみ込むなどの対処が必要です。
3-2)目の前が真っ暗になる失神の予兆
「お風呂上がり 立ちくらみ 真っ暗」という経験をしたことはありませんか?
視界が急に暗くなったり、意識が遠のく感じがしたりするのは、非常に危険な失神の予兆です。そのまま意識を失って浴槽内に沈んでしまったり、洗い場で頭を強く打ったりする事故に直結します。
3-3)吐き気や心臓のバクバク感
入浴中や入浴後に、以下のような違和感を覚えることもあります。
・吐き気や気持ち悪さ 血圧の変動により自律神経が乱れ、消化器系に症状が出ることがあります。
・心臓のバクバク感(動悸) 急激な温度変化に心臓が必死に対応しようとしているサインです。
・強い息苦しさ 心臓や肺に過度な負担がかかっている可能性があります。
これらの症状は、体が発している「限界サイン」です。無理をせず、すぐに体を休めてください。
④事故を防ぐ具体的なヒートショック対策
ヒートショックを防ぐために最も重要なのは、「温度差をなくすこと」と「血圧を急変させないこと」です。今日からできる具体的な方法を紹介します。
4-1)脱衣所と浴室を暖める温度管理
入浴前に、まずは「移動ルート」を暖めましょう。
・脱衣所に小型ヒーターを置く 入浴の15分〜20分前から脱衣所を暖めておくだけで、服を脱ぐ際の血圧上昇を抑えられます。
・浴室を暖める お湯を張る際に高い位置からシャワーで給湯したり、浴槽の蓋を開けておいたり、浴室暖房乾燥機の暖房機能を活用したりすることで、浴室内の温度を上げることができます。
4-2)湯温41度以下の設定と掛け湯
お湯の温度が高すぎると、血圧の変動が激しくなります。
・お湯の温度は41度以下にする 42度を超えると心臓への負担が急増します。41度以下のぬるめのお湯に、ゆっくり浸かるのが安全です。
・必ず「掛け湯」をする いきなり湯船に入るのは厳禁です。手足の先から順番に掛け湯をして、体を徐々に温度に慣らしてから入るようにしましょう。
4-3)入浴前の水分補給と飲酒の禁止
体内の水分状態も血圧に大きく影響します。
・コップ1杯の水分補給 入浴中は汗をかき、血液の粘度が高まりやすくなります。入浴前後にしっかり水分を摂りましょう。
・飲酒後の入浴は絶対に避ける アルコールには血管を広げる作用があり、入浴による血圧低下をさらに加速させます。また、判断力が鈍るため、異変に気づくのが遅れるリスクもあります。
4-4)浴室との温度差を10度以内に抑制
理想的な環境は、居間と脱衣所・浴室の温度差が10度以内であることです。
例えば、居間が20度であれば、脱衣所も少なくとも10度以上、できれば15度程度まで暖めておくのが望ましいです。温度計を設置して、視覚的に温度差をチェックする習慣をつけましょう。
⑤ヒートショック対策にも最適なノーリツの浴室暖房乾燥機と給湯器
5-1)ガスの力でパワフルに!浴室を素早く暖めるノーリツの浴室暖房乾燥機

ヒートショック対策としてまずおすすめしたいのが、ノーリツの浴室暖房乾燥機です。入浴前に浴室をしっかり暖めることで、寒暖差を軽減し、快適で安心なバスタイムをサポートします。
※ガス式の浴室暖房乾燥機を利用するには対応の給湯暖房熱源機が必要です
入浴前に浴室をしっかり暖房
ノーリツの温水式浴室暖房乾燥機は、ガスで温めた温水を利用して浴室を効率よく暖房します。立ち上がりが早く、寒い冬の浴室を短時間で快適な温度へ近づけることができます。
入浴前に暖房運転を行うことで、脱衣室や浴室との温度差を少なくし、ヒートショック対策に役立ちます。
脱衣室暖房にも対応
ノーリツには脱衣室用暖房機「ドライホットプラス」もラインアップされています。
浴室だけでなく脱衣室も暖房することで、浴室と脱衣室の温度差をさらに小さくでき、「温度のバリアフリー」を実現します。
スマートフォン連携でさらに便利
対応機種ではスマートフォンアプリとの連携も可能です。
帰宅前や別の部屋から浴室暖房を操作できるため、入浴前にあらかじめ浴室を暖めておくことができます。寒い日に浴室へ入った瞬間の冷えを軽減し、快適な入浴環境を整えられます。
気温が低くてなかなか洗濯物が乾かない時にも活躍!
浴室で洗濯物を乾燥できます。ガスの力で4kgの衣類も1時間で乾燥が可能。部屋干しのスペース確保や生乾き臭対策にも役立ちます。
(参考:おふろに潜むヒートショックへの対策を | スペシャルページ一覧 | ノーリツ)
5-2)給湯器の高機能リモコンは、さまざまな機能で入浴の安心をサポート

もう1つヒートショック対策としておすすめしたいのが、ノーリツの給湯器や高機能リモコンに搭載されている「見まもり機能」です。入浴時の安心・安全をサポートし、ご家族の見守りにも役立つ機能として注目されています。
入浴中の安全をサポートするために開発された機能で、高機能リモコンや対応給湯器と連動し、入浴状況を把握しながら家族の見守りをサポートします。※対応するリモコンおよび給湯器が必要です
ゆるやか浴で身体への負担を軽減
「ゆるやか浴」は、入浴時に急激な温度変化を抑える機能です。入浴前は設定温度よりやや低い温度で湯はりを行い、入浴を検知すると徐々に設定温度まで上げることで、急な血圧上昇を抑えるサポートを行います。ヒートショック対策として期待できる機能です。
入浴タイマーで長湯を防止
見まもり機能には「入浴タイマー」が搭載されています。入浴時間を自動で計測し、長時間の入浴になると定期的に音声や表示でお知らせします。これにより、のぼせや体調不良のリスク軽減をサポートします。
浴室モニターで家族の気づきをサポート
浴室内の状況を検知し、台所リモコンなどで入浴や退浴の状態を確認できます。高齢のご家族が入浴している際にも、「長時間お風呂から出てこない」「異変がないか」といった気付きにつながり、早期対応をサポートします。
スマホ連携による見守り
無線LAN対応リモコンと「わかすアプリ」を利用すれば、入浴状況をスマートフォンで確認することも可能です。離れて暮らす親御さんの見守りにも役立ちます。
これらの機能は事故を完全に防ぐものではありませんが、ご家族の気付きや早期対応につながる心強いサポート機能です。大切な家族の安心のために、ヒートショック対策の一つとしてノーリツの見まもり機能を検討してみてはいかがでしょうか。
(参考:見まもり | 給湯・バスルーム | ノーリツ)
⑥発症時の応急処置と家族の対応
もし自分や家族に異変が起きた場合、迅速な対応が命を救います。緊急時のフローを確認しておきましょう。
6-1)立ちくらみを感じた時の対処法
入浴中や入浴後に立ちくらみを感じたら、以下の行動をとってください。
・その場に低くしゃがみ込む 転倒して頭を打つのが最も危険です。すぐに姿勢を低くしましょう。
・頭を低くして安静にする 脳に血液が戻りやすくなるよう、横になれる場合は横になり、足を少し高くすると効果的です。
・急に動き出さない 症状が治まっても、しばらくはその場で安静にし、ゆっくりと動き出すようにしてください。
6-2)家族が倒れていた時の救護手順
もし浴槽で家族がぐったりしていたら、パニックにならずに以下の手順で動いてください。
安全の確保と通報
・浴槽の栓を抜く まずは溺れるのを防ぐため、すぐにお湯を抜きます。
・助けを呼ぶ 大声で他の家族を呼び、すぐに119番通報を依頼します。
体位の確保
・浴槽から出せる場合は出す 無理に持ち上げて腰を痛めないよう注意し、難しい場合はお湯を抜いた浴槽内で頭を高く保ちます。
・体を冷やさない 濡れた体は急激に体温を奪います。乾いたタオルや毛布で包み、保温してください。
6-3)意識確認と救急車を呼ぶ判断基準
「救急車を呼ぶべきか?」迷ったときは、以下の状態を確認してください。
・呼びかけに反応がない、または意識が朦朧としている
・激しい頭痛や胸の痛み、吐き気を訴えている
・ろれつが回らない、顔の半分がゆがんでいる
・呼吸が不自然、または止まっている これらの症状がある場合は、一刻を争う事態です。迷わず救急車を要請してください。
⑦まとめ
ヒートショックは、冬場のちょっとした油断から誰にでも起こり得る恐ろしい現象です。しかし、**「温度差をなくす」「血圧を急変させない」**という2つのポイントを意識するだけで、そのリスクは大幅に軽減できます。
・脱衣所と浴室を事前に暖める
・お湯の温度は41度以下に設定する
・入浴前後の水分補給を忘れず、飲酒後の入浴は避ける
まずは今日から、お風呂の温度設定を見直すところから始めてみませんか?大切な家族と健やかな冬を過ごすために、安全な入浴習慣を身につけましょう。
給湯機器や厨房機器など住宅設備のお困りごとはライフプラスへ
当社は、給湯機器メーカー「ノーリツ」の100%子会社として、グループの総合力と安心感を背景に、お客様の快適な暮らしを支えています。
給湯器のトラブルや修理、取替のご相談には迅速に対応し、突然の不具合にもスピーディーに駆けつけます。全国23拠点のネットワークにより、幅広いエリアで均一かつ高品質なサービスをご提供できる体制を整えています。
創業74年、住宅設備に携わり続けてきたプロフェッショナルとして、私たちは「長く安心して使えること」の重要性を誰よりも理解しています。
10年、20年とお使いいただく機器だからこそ、将来にわたり存続し続ける信頼できる会社へご依頼いただくことが大切です。
工事はノーリツ認定施工店が担当し、ガス・電気の有資格者による厳格なチェックを徹底。無資格や不十分な施工は一切行いません。
さらに、設置後の試運転や操作説明はもちろん、万一のトラブル時のアフターメンテナンスまで、ノーリツグループが一貫してサポート。
価格だけではなく、「長く付き合える安心」を重視されるお客様にこそ選んでいただきたい、皆様により沿う会社です。
「急な故障でもすぐ対応してもらえて助かった」「説明が丁寧で安心して任せられた」「価格だけでなく長く付き合える会社だと感じた」―こうしたお客様の声が、私たちの品質の証です。
給湯器や厨房機器(コンロ、レンジフード、オーブンなど)でお困りごとは、お気軽に当店にお問合せください。

