2026.7.15

冬の厳しい寒波が訪れると、給湯器内の水が凍結して「お湯が出ない」というトラブルが急増します。給湯器の凍結は、単にお湯が使えなくなるだけでなく、配管の破裂や故障を招き、高額な修理費用がかかるリスクがあります。
この記事では、給湯器の専門知識に基づき、凍結を未然に防ぐための自動機能の仕組みや、水抜き手順、万が一凍結してしまった時の正しい対処法を分かりやすく解説します。
最近のガス給湯器には、外気温が下がると自動で作動する凍結防止機能が備わっています。 多くのユーザーが気づかないうちに、機器自体が故障を防ぐために動いてくれているのです。
凍結防止ヒーターとは、給湯器内部の配管を直接温める装置のことです。 外気温が3度前後まで下がると、センサーが感知して自動的にヒーターが作動します。これにより、機器内部の給湯配管が凍りつくのを防ぎます。ただし、このヒーターは「給湯器本体の内部」を守るためのものであり、屋外に露出している水道管までは保護できない点に注意が必要です。
循環ポンプによる凍結予防とは、浴槽内の残り湯を循環させることで、追い焚き配管の凍結を防ぐ機能です。 外気温が低くなると、給湯器はポンプを回して配管内の水を動かし続けます。水は流れていると凍りにくいため、この仕組みが有効に働きます。作動中は給湯器から「ウーン」という音が聞こえることがありますが、これは故障ではなく正常な動作です。
凍結防止機能を正常に働かせるためには、給湯器の電源プラグを絶対に抜かないでください。 節電のために冬場もプラグを抜く方がいますが、電源が供給されていないとヒーターもポンプも作動しません。また、リモコンのスイッチが「切」の状態でも、電源プラグがコンセントに差し込まれていれば凍結防止機能は働きます。冬場は常に通電状態にしておくことが、最大の防御策となります。
マイナス4度を下回るような猛烈な寒波が予想される夜は、自動機能だけでは不十分な場合があります。そのような時に有効な、自分ですぐにできる応急処置を紹介します。
給湯器の電源を切った状態で、お湯の蛇口から少量の水を流し続けるのが最も確実な方法です。
・手順1 リモコンの運転スイッチを「切」にする。
・手順2 お湯の蛇口(混合水栓の場合はお湯側)を開く。
・手順3 水の太さが4ミリ程度(割り箸の太さくらい)になるよう調整し、流しっぱなしにする。
この方法は、給湯器本体だけでなく、接続されている配管全体の凍結を防ぐ効果があります。
追い焚き機能付きの給湯器の場合、浴槽の残り湯を循環口より上に残しておく必要があります。 循環ポンプが作動した際、浴槽に水がないと空気を吸い込んでしまい、配管内の水を循環させることができません。
・水位の目安 循環アダプター(お湯が出てくる金具)から5センチより上の位置まで水がある状態にしてください。残り湯がない場合は、水を入れておくだけでも効果があります。
屋外に露出している配管に巻かれている保温材が、劣化して剥がれていないか確認しましょう。 保温材がボロボロになっていると、そこから冷気が入り込み、配管が凍結・破裂しやすくなります。
・点検ポイント 保温材の隙間や、テープの剥がれがないか。
・対策 ホームセンターなどで販売されている保温チューブやキャンバステープを巻き直すことで、凍結リスクを大幅に下げられます。
(参考:寒波・凍結・積雪の場合 | アフターサポート|ノーリツ)
③正しい水抜き方法
長期間不在にする場合や、極端な低温(-15度以下)が予想される場合は、機器内の水を完全に抜く「水抜き」が推奨されます。 メーカーによって細かな手順は異なりますが、一例としてノーリツの基本的な流れを解説します。
ノーリツの製品では、凍結予防運転が備わっていますが、手動で抜く場合の大まかな流れは以下の通りです。
※製品により水抜き方法が異なります。実際に行う際は、ご使用製品の取扱説明書をご確認ください。
1.運転スイッチを切り、ガス栓・給水元栓を閉める。
2.浴槽内の水を完全に排水する。
3.お湯の蛇口をすべて開ける。
4.給湯器の「水抜き栓」を左に回して緩める(完全に外さなくても水が抜けるタイプもあります)。
5.水が完全に出なくなるまで待つ。
6.電源プラグを抜く。
7.水が出なくなったらすべての水抜き栓、蛇口を閉める。
④凍結してお湯が出ない時の対処
「朝起きたらお湯が出ない!」という状態になっても、焦ってはいけません。 間違った対処をすると、配管が破裂して修理が必要になります。
凍結時の最も安全で推奨される対処法は、気温が上がって自然に解凍するのを待つことです。
手順
1.リモコンのスイッチを「切」にする。
2.気温が上がり、蛇口から水が出るようになるまで待つ。
3.水が出るようになったら、給湯器や配管から水漏れがないか確認してから使用を開始する。
どうしても急いでお湯を使いたい場合は、ぬるま湯を使って解凍を早めることができます。 ただし、直接かける場所は「給水元栓」の周囲のみに限定してください。
・温度の目安 30度〜40度(人肌)程度のぬるま湯を使用してください。
・方法 給水元栓の周りにタオルを巻き、その上からゆっくりとぬるま湯をかけます。
凍結した配管に熱湯をかけることは絶対にやめてください。 凍りついた配管に急激な熱を加えると、温度差による膨張で配管やバルブが破裂する恐れがあります。また、無理に蛇口をひねったり、凍った部分を叩いたりすることも故障の原因となります。
④寒冷地や屋外設置の凍結予防
寒冷地にお住まいの方や、マンションの北側に給湯器が設置されている場合は、より強固な対策が必要です。
冬場に数日間家を空けるときは、必ず水抜き作業を行ってください。 家の中で水が動かない状態が続くと、凍結のリスクが飛躍的に高まります。前述したメーカー別の手順に従い、完全に水を抜いておくことで、帰宅時のトラブルを防げます。
屋外や北側に設置された配管、風当たりの強い場所の配管は凍結リスクが高く、注意が必要です。
水道管凍結対策として効果的な 「凍結防止帯(ヒーター)の設置」 と 「露出配管の二重保温」 の2つの方法についてご紹介します。
凍結防止帯(ヒーター)の設置
露出配管の二重保温
給湯器の凍結防止で最も大切なのは、「電源プラグを抜かないこと」と「寒波の夜は少量の水を流しておくこと」の2点です。
・自動機能の活用 ヒーターと循環ポンプを信じて、電源は常にオンにする。
・事前の備え 浴槽の残り湯を循環口より上まで貯めておく。
・凍結時の対応 熱湯は厳禁。自然解凍を待つのが一番の近道。
万が一、配管が破裂してしまった場合や、自然解凍してもお湯が出ない場合は、無理に自分で直そうとせず、契約しているガス会社やメーカーの修理窓口へ相談しましょう。早めの対策で、寒い冬を快適に過ごしてください。
当社は、給湯機器メーカー「ノーリツ」の100%子会社として、グループの総合力と安心感を背景に、お客様の快適な暮らしを支えています。
給湯器のトラブルや修理、取替のご相談には迅速に対応し、突然の不具合にもスピーディーに駆けつけます。全国23拠点のネットワークにより、幅広いエリアで均一かつ高品質なサービスをご提供できる体制を整えています。
創業74年、住宅設備に携わり続けてきたプロフェッショナルとして、私たちは「長く安心して使えること」の重要性を誰よりも理解しています。
10年、20年とお使いいただく機器だからこそ、将来にわたり存続し続ける信頼できる会社へご依頼いただくことが大切です。
工事はノーリツ認定施工店が担当し、ガス・電気の有資格者による厳格なチェックを徹底。無資格や不十分な施工は一切行いません。
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価格だけではなく、「長く付き合える安心」を重視されるお客様にこそ選んでいただきたい、皆様により沿う会社です。
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給湯器や厨房機器(コンロ、レンジフード、オーブンなど)でお困りごとは、お気軽に当店にお問合せください。
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給湯器の凍結防止対策!基本的な水抜きの流れと対処法

冬の厳しい寒波が訪れると、給湯器内の水が凍結して「お湯が出ない」というトラブルが急増します。給湯器の凍結は、単にお湯が使えなくなるだけでなく、配管の破裂や故障を招き、高額な修理費用がかかるリスクがあります。
この記事では、給湯器の専門知識に基づき、凍結を未然に防ぐための自動機能の仕組みや、水抜き手順、万が一凍結してしまった時の正しい対処法を分かりやすく解説します。
①ガス給湯器の自動凍結防止機能
最近のガス給湯器には、外気温が下がると自動で作動する凍結防止機能が備わっています。 多くのユーザーが気づかないうちに、機器自体が故障を防ぐために動いてくれているのです。
1-1)凍結防止ヒーターの仕組み
凍結防止ヒーターとは、給湯器内部の配管を直接温める装置のことです。 外気温が3度前後まで下がると、センサーが感知して自動的にヒーターが作動します。これにより、機器内部の給湯配管が凍りつくのを防ぎます。ただし、このヒーターは「給湯器本体の内部」を守るためのものであり、屋外に露出している水道管までは保護できない点に注意が必要です。
1-2)循環ポンプによる凍結予防
循環ポンプによる凍結予防とは、浴槽内の残り湯を循環させることで、追い焚き配管の凍結を防ぐ機能です。 外気温が低くなると、給湯器はポンプを回して配管内の水を動かし続けます。水は流れていると凍りにくいため、この仕組みが有効に働きます。作動中は給湯器から「ウーン」という音が聞こえることがありますが、これは故障ではなく正常な動作です。
1-3)電源をオフにしない注意点
凍結防止機能を正常に働かせるためには、給湯器の電源プラグを絶対に抜かないでください。 節電のために冬場もプラグを抜く方がいますが、電源が供給されていないとヒーターもポンプも作動しません。また、リモコンのスイッチが「切」の状態でも、電源プラグがコンセントに差し込まれていれば凍結防止機能は働きます。冬場は常に通電状態にしておくことが、最大の防御策となります。
②寒波の夜に行う凍結防止対策
マイナス4度を下回るような猛烈な寒波が予想される夜は、自動機能だけでは不十分な場合があります。そのような時に有効な、自分ですぐにできる応急処置を紹介します。
2-1)蛇口から少量の水を流す方法
給湯器の電源を切った状態で、お湯の蛇口から少量の水を流し続けるのが最も確実な方法です。
・手順1 リモコンの運転スイッチを「切」にする。
・手順2 お湯の蛇口(混合水栓の場合はお湯側)を開く。
・手順3 水の太さが4ミリ程度(割り箸の太さくらい)になるよう調整し、流しっぱなしにする。
この方法は、給湯器本体だけでなく、接続されている配管全体の凍結を防ぐ効果があります。
2-2)浴槽に残り湯を貯める理由
追い焚き機能付きの給湯器の場合、浴槽の残り湯を循環口より上に残しておく必要があります。 循環ポンプが作動した際、浴槽に水がないと空気を吸い込んでしまい、配管内の水を循環させることができません。
・水位の目安 循環アダプター(お湯が出てくる金具)から5センチより上の位置まで水がある状態にしてください。残り湯がない場合は、水を入れておくだけでも効果があります。
2-3)配管の保温材とヒーター点検
屋外に露出している配管に巻かれている保温材が、劣化して剥がれていないか確認しましょう。 保温材がボロボロになっていると、そこから冷気が入り込み、配管が凍結・破裂しやすくなります。
・点検ポイント 保温材の隙間や、テープの剥がれがないか。
・対策 ホームセンターなどで販売されている保温チューブやキャンバステープを巻き直すことで、凍結リスクを大幅に下げられます。
(参考:寒波・凍結・積雪の場合 | アフターサポート|ノーリツ)
③正しい水抜き方法

長期間不在にする場合や、極端な低温(-15度以下)が予想される場合は、機器内の水を完全に抜く「水抜き」が推奨されます。 メーカーによって細かな手順は異なりますが、一例としてノーリツの基本的な流れを解説します。
3-1)ノーリツ製品の水抜き手順
ノーリツの製品では、凍結予防運転が備わっていますが、手動で抜く場合の大まかな流れは以下の通りです。
※製品により水抜き方法が異なります。実際に行う際は、ご使用製品の取扱説明書をご確認ください。
1.運転スイッチを切り、ガス栓・給水元栓を閉める。
2.浴槽内の水を完全に排水する。
3.お湯の蛇口をすべて開ける。
4.給湯器の「水抜き栓」を左に回して緩める(完全に外さなくても水が抜けるタイプもあります)。
5.水が完全に出なくなるまで待つ。
6.電源プラグを抜く。
7.水が出なくなったらすべての水抜き栓、蛇口を閉める。
④凍結してお湯が出ない時の対処

「朝起きたらお湯が出ない!」という状態になっても、焦ってはいけません。 間違った対処をすると、配管が破裂して修理が必要になります。
3-1)自然解凍を待つ基本の手順
凍結時の最も安全で推奨される対処法は、気温が上がって自然に解凍するのを待つことです。
手順
1.リモコンのスイッチを「切」にする。
2.気温が上がり、蛇口から水が出るようになるまで待つ。
3.水が出るようになったら、給湯器や配管から水漏れがないか確認してから使用を開始する。
3-2)ぬるま湯を使う際の注意点
どうしても急いでお湯を使いたい場合は、ぬるま湯を使って解凍を早めることができます。 ただし、直接かける場所は「給水元栓」の周囲のみに限定してください。
・温度の目安 30度〜40度(人肌)程度のぬるま湯を使用してください。
・方法 給水元栓の周りにタオルを巻き、その上からゆっくりとぬるま湯をかけます。
3-3)配管破損を招くNG行動
凍結した配管に熱湯をかけることは絶対にやめてください。 凍りついた配管に急激な熱を加えると、温度差による膨張で配管やバルブが破裂する恐れがあります。また、無理に蛇口をひねったり、凍った部分を叩いたりすることも故障の原因となります。
④寒冷地や屋外設置の凍結予防

寒冷地にお住まいの方や、マンションの北側に給湯器が設置されている場合は、より強固な対策が必要です。
4-1)長期間外出する際の水抜き
冬場に数日間家を空けるときは、必ず水抜き作業を行ってください。 家の中で水が動かない状態が続くと、凍結のリスクが飛躍的に高まります。前述したメーカー別の手順に従い、完全に水を抜いておくことで、帰宅時のトラブルを防げます。
4-2)冬場の水道管凍結を防ぐ方法
屋外や北側に設置された配管、風当たりの強い場所の配管は凍結リスクが高く、注意が必要です。
水道管凍結対策として効果的な 「凍結防止帯(ヒーター)の設置」 と 「露出配管の二重保温」 の2つの方法についてご紹介します。
凍結防止帯(ヒーター)の設置
・概要 配管に巻き付けるタイプの電気ヒーターです。
・メリット サーモスタット機能付きであれば、必要な時だけ通電するため効率的です。
露出配管の二重保温
・概要 既存の保温材の上から、さらに厚手のカバーを被せる方法です。
・メリット 風が強く当たる場所での冷却を防ぐのに非常に効果的です。
⑤まとめ
給湯器の凍結防止で最も大切なのは、「電源プラグを抜かないこと」と「寒波の夜は少量の水を流しておくこと」の2点です。
・自動機能の活用 ヒーターと循環ポンプを信じて、電源は常にオンにする。
・事前の備え 浴槽の残り湯を循環口より上まで貯めておく。
・凍結時の対応 熱湯は厳禁。自然解凍を待つのが一番の近道。
万が一、配管が破裂してしまった場合や、自然解凍してもお湯が出ない場合は、無理に自分で直そうとせず、契約しているガス会社やメーカーの修理窓口へ相談しましょう。早めの対策で、寒い冬を快適に過ごしてください。
給湯機器や厨房機器など住宅設備のお困りごとはライフプラスへ
当社は、給湯機器メーカー「ノーリツ」の100%子会社として、グループの総合力と安心感を背景に、お客様の快適な暮らしを支えています。
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工事はノーリツ認定施工店が担当し、ガス・電気の有資格者による厳格なチェックを徹底。無資格や不十分な施工は一切行いません。
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